【結果】

 3.パーソナリティの分類

 

 事前質問紙の日常生活におけるフローパーソナリティ尺度において,日常生活の中での身体的活動で熱中する頻度(以下,Kf頻度)と,社交的活動で熱中する頻度(以下,Sf頻度)の項目について7件法でそれぞれ回答を求めた。そして,その組み合わせによってパーソナリティを分類した。まず,その組み合わせでパーソナリティが分類できるかを確認するために,日常的フロー頻度(Nf頻度)と活動ごとのフロー頻度とでPearsonの積率相関係数を算出した。その結果,Nf頻度とKf頻度,Sf頻度の間において正の相関がみられた(r=.493, p<.01; r=.333, p<.01)(Table2参照)。これより,Kf頻度とSf頻度でパーソナリティが分類できると判断した。

そして,Kf頻度とSf頻度がともに4以下の場合をNP者,Kf頻度が4以下でSf頻度が5以上の場合をS-AP者,Kf頻度が5以上でSf頻度が4以下の場合をK-AP者,Kf頻度とSf頻度がともに5以上の場合をKS-AP者とした。その結果,NP者23名,S-AP者41名,K-AP者12名,KS-AP者35名であった。また,clearデータでは,NP者10名,S-AP者19名,K-AP者4名,KS-AP者15名であった(Table3参照)。



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