【結果】
6.心理的well-beingについて
6-9.S-AP者の社交的活動とフロー経験の多さがwell-beingに与える影響について
フローに入った数が同じであった場合,パーソナリティと活動の多さが合致しているかどうかが心理的well-beingに与える影響を明らかにするために,従属変数に心理的well-being,独立変数にS-AP者の合致有無,共変量にフロー数を入れ,共分散分析を行った。回帰の平行性の検定により,「積極的な他者関係」「人格的成長」「自律性」「環境制御力」「人生における目的」「自己受容」において「合致有無―フロー数」の交互作用が有意でなかったことから,共分散分析が行えることを確認した。その結果,心理的well-beingの下位6尺度においてS-AP者の合致有無の効果はいずれも有意ではなかった(F(1, 12)=.339, n.s.; F(1, 12)=.511, n.s.; F(1, 12)=.205, n.s.; F(1, 12)=1.716, n.s.; F(1, 12)=.634, n.s.; F(1, 12)=.232, n.s.)(Table23参照)。
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