6.劣等感
6.劣等感
広田・望月(2008)は,劣等感を「他者と自己を比較し,自己を劣っていると判断した結果持つ感情」と定義している。本研究でも劣等感を同様に定義する。高坂・佐藤(2008)は,青年期は進学の機会において競争を強要されている状態であり,劣等感を抱くのは必然であるとしている。つまり,不本意入学は,点数が取れなかった自己や周囲より偏差値が下の大学に進学することから,自己が劣っていると判断せざるを得ない場面において,劣等感を感じることが想定される。
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