方法
調査対象者
171名(男93名,女77名,その他1名)。
実施手続き
調査は2021年11月初旬から中旬に実施した。グーグルフォームにより回答を求めた。
倫理的配慮
調査への回答は任意であり,回答の有無による不利益は生じないこと,個人が特定される・プライバシーが侵されるということがないことを最初の画面に記載し,同意が得られた者を調査対象とした。
調査内容
1.年齢,性別の記入を求めた。
2.恋愛経験に関する質問
過去から現在において,異性の恋人の有無を「いる・いたことがある」か「いない」の二者択一で回答を求めた。ここで恋人とは,あなたが恋人であると思う,実際に存在し接触することのできる者を指し,芸能人・有名人,二次元のキャラクターやペットなどは含まれないと文を添えた。
3.恋愛希望状況に関する質問
恋人を欲しいと思うかを「思う」か「欲しいと思わない」の二者択一で回答を求めた。
4.親しい異性を想起,関係性を問う質問
親しいと思う異性の者を思い浮かべさせた。そのうえで,思い浮かべた者とどのような関係性であるかを「恋人」,「友人以上恋人未満」,「友人」,「その他」から選択させた。その他を選択した者には記述回答を求めた。思い浮かべるものについて,父親・母親,兄弟・姉妹など血縁のものは除くということ,また,実際に存在し接触することのできる者とし,芸能人・有名人,二次元のキャラクターやペットなどは含まれないと文を添えた。
5.対人葛藤方略尺度(加藤,2003)
加藤(2003)の対人葛藤方略尺度20項目を用いた。「先ほどの質問(前質問4.)で思い浮かべた彼(彼女)と2人で何かを一緒にやらなければいけないとき,相手と意見が合わなかった場合を想定してください。」と提示し,項目への回答は‘あてはまらない’から‘よくあてはまる’の4件法で求めた。