問題意識と目的

■目的
- 自伝的記憶想起と気分,関連する変数を包括的にモデル探索
以上の論点をふまえ,本研究ではfigure2のようなモデルを作り,モデル内の変数の関連について探索的に検討していくことを目的とします。
本研究の主な目的は想起された記憶の詳細さ,重要さ,ポジティブさが課題後の気分に与える影響を検討する事です。
しかし前述のとおり,気分緩和動機の影響や事前の気分状態の程度を統制したうえで,より精度の高い分析を行うため,気分緩和動機と事前の気分状態を変数として組み込んでいます。
そこで,気分緩和動機,事前の気分状態と他の変数との関連も予備的に検討していくこととします。
また,このモデルについて気分の種類別に,さらにそれらを性別に分けた分析を行います。