今後の課題



最後に今後の課題について述べる。1つは、本研究では対象としなかった年少児や小学生について検討する必要がある。本研究では年中児と年長児を対象とした。そして各年齢間でコミュニケーション型の発生頻度に差はなかった。そこで、それより年齢の低い対象児と、年齢の高い対象児についても検討する必要があると考えられる。年少児・小学生にコミュニケーション型の描画反応は現れるか、そこでは本研究のような2種類の描画反応が現れるか、を検討することは意義のあることであろう。
2つは、実験統制下でなく、日常生活場面においての描画を対象とした研究を行う必要がある。日々の生活の中で、子どもが自発的に描画に取り組み、出来上がった絵を親や保育者など、他の人に見せにくる場合の描画、そして子どもが一人で過ごしている時に、誰にも気を使うことなくひっそりと取り組む場合の描画、その2つを比較することにより、より深く他者に描画を見られること・見られないことの影響を確認することができると期待される。
 



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